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南方占領地切手 PHILIPPINE

2024下松切手展、2作品目

フィリッピンの友人が死去した。仕事を辞めたらゆっくり遊びに来いと言っていた友人も消えた。もう訪れることもない比国、第二次世界大戦中のカバー整理した。

トップページ 大東亜戦争一周年カバー

太平洋戦争開戦昭和16年12月8日日本は東南アジア全域に進撃。比国は台湾より航空機によりマニラ奇襲。1942年1月2日マニラ占有。大東亜戦争一周年記念カバーでトップページ飾る。日本語とタガロ語表記の記念印、地図も入りナイスである。大日本憲兵隊の検閲済印もある。切手はアメリカ自治領時代に発行された切手に、英語表記を塗りつぶし日本語をカタカナで加刷したものが張られている。

1942年3月4日日本軍占領当局により郵便再開。憲兵隊開封検閲された。消印は米国時代の物を流用した。

日本正刷普通切手

資料東京に送り内閣印刷局で図案化印刷した。1943年4月以降正刷切手使用。

開戦時米比軍は戦争準備完了せず、司令官ダグラスマッカーサーは非武装都市宣言。バターン半島方面に撤退した。

マニラ市内は余り混乱せず郵便業務もスムーズ進行、日本からの正刷切手もスムーズに発行された。

正刷切手と加刷切手混合使用。

比国切手

独立とは米国から?それ以前は米国の保護領であった。

1942年5月6日米比軍無条件降伏。日本軍の軍政開始。6月20日比国行政府内務長官に独立準備委員長指名。

10月14日フィリッピン共和国誕生、ラウレル博士が初代大統領に就任、日本軍による軍政は即日廃止された。

加刷

水害救済慈善切手

日本正刷切手に加刷されたもの、米国保護領時代の切手に加刷されたもの等が混在し使用された。

英雄切手

目打ちなしあり

憲法記念日

比国公用切手

7種あり。1943-44年に発行。タガロ後のKPが加刷されている。

比国共和国一周年

行政府内務長官から、初代大統領に就任したラウレル博士の肖像記念カバー。

大東亜戦争三周年

カタカナ加刷記念切手