収集品の整理
収集品の整理は大切なことです。これを買うぞと入手、その後整理せず忘れてしまった品、また見つけました。仏国船内印整理リーフ作成していたら見つけたカバーです。
カタパルトカバー
左上のカバーカタパルトカバーと言われているものです。独船ならリーフ作成したが、仏船内局印珍しいな?とあれこれ調査開始。いつ頃どうして入手か不明すっかり忘れられたコレクションでした。
郵便逓送日数短縮のため1928年頃から客船に小型水陸両用複葉飛行艇発射用カタパルトを装備して実験されました。小型飛行機の航続距離1日前から発射された。航続距離約600マイル。
仏大西洋横断客船 イルドフランス号
1928年8月13日米国ニューヨーク沖より郵便物はカタパルトで輸送され4時間余りで着水米国郵政当局に引き渡した。特殊なカシェを押した多数の記念郵便がこの方法で運ばれた。航空料金10Fは高価であったが多数のカバー作成のため船内の高額切手ほとんどなくなった。そこで帰路の便のため2種の低額切手に10Fの額面をニューヨークの印刷所で加刷した。これを船内で販売して帰路ルアーブルでカバー作成した。90S 加刷3000枚。1.5F加刷1000枚と少なく現在では珍しいカバーとなっている。
90サンチーム加刷カバー
よく見れば低額切手90サンチーム10F加刷切手貼である。1928.8.23.消印パイロットのサインもあり本物である。うれしくなるが何時どのような動機で買ったか不明。単にカタパルトカバーなので購入か?
過去にはオークションでもなかなか入手難しいカバーだったらしい。
残存数
記念カバーとは言え3000枚加刷され2665枚販売され、その後1928年より95年経過。残存数は?
作成者が20歳でも次の世代に引き継ぎ等考えると30-50パーセント残存水2000通前後か?