大量な古い封筒をもらった。不要なら捨てて、と言われて切手破損の封筒はゴミ箱へ。
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武田長兵衛商店レターヘッド
ごみの中からお宝発見。さすがゴミコレクター自画自賛。レターヘッドから昔入手、仮リーフ作成を思い出す。
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武田長兵衛商店。武田薬品の先祖か? ネットで確認間違いなし。
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住所も一致。嬉しくなる。改めてはがきの内容読んでうーん良いはがき、張り切って新しいリーフ作成である。
この便箋のヘッダー部分取り入れ、1日あれこれ資料調査、郵便史リーフ完成した。
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カイロ観光のはがきがパックボー?
スエズ運河通過の経験ないと、このはがき文面から船から投函理解できないが?
ポイントは客船の乗客はスエズ運河通過する際に、希望者はスエズで下船、臨時ビザ取得、車でカイロに向かいます。その後隣接のギザのビラミット観光後、パートサイドで再乗船します。この手紙は6月9日観光中カイロで書かれ、再乗船後日本切手を貼り船内投函。フランス、マルセイユ港に6月15日寄港時投函パックボー扱いで消印されています。よく見ると宛名の上に切手が掛かって貼ってあります。
料金も日本国内はがき料金田沢切手1銭5厘です。ちなみに国際料金は6銭、日本客船投函特典です。
資料から投函日本客船船名確定出来れば完璧ですが、まだまだデーター取得不足です。
最終ルート不明
最後のシベリヤ鉄道経由大連、その後のルートも確定せず。仮リーフで今回の調査終了。
シベリヤ鉄道、満州里で別れ南下ハルピン、大連その後の船のルート不明。
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幸い1930年10月時刻表最近入手。後半に船の時刻表も、まったく偶然の出会い。早速開いてみる。
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はるぴん丸うらる丸香港丸3隻で、ワンラウンド10日。3隻で1月と言うことは3日一回寄港である。
中国日本間多数のデーターあり、私にとっては宝の山である。ちなみにこの時刻表復刻版です。復刻された人に感謝である。たっぷりと過去の歴史に入り込めます。
逓送時間の計算
鉄道ルートkm調査。50km/hで日数計算。海上もマイルで計算。船は定期船で出入時刻確定です。
最低13日必要だが日付から19日間で到着。鉄道利用の最短ルートです。船を利用してマルセイユからスエズ経由逆走すると積み込み船待ち等で40-50日くらいの推定です。