未整理の名刺サイズの小型カバーを見つけた!何だこれと思ったら、年賀の名刺が出て来た。1年くらい前入手、リーフも作成せず放置していた品。やっと思い出した。入手までは情熱があるがすぐにデーター書き込みリーフ作成しないとこの様に忘却の彼方となる。
名刺は賀正が印刷、裏面に2月5日と日本語の書き込みがある。戦前の一時期よく使用された小型年賀状の余りを使用したものである。現地雇用ロシア人領事館員が宛名を書いて、現地居留民会経由ロシア船に持ち込まれロシア船船内局印で消印敦賀で陸揚げされたものと思える。
封筒上部が破損しているので、白紙で補強黒台紙付けた。
下記ロシア船内局のカタログ Fig.470 TSURUGAの部分が不明なのでウラジオから直接欧州航路船に投函された?あれこれ迷うが最後2文字GAでまた裏面中継印TSURUGA欧文印1911.2.10で日本経由輸送。
その後の経路が知りたいところだが他に消印無し宛先がBERLINに変更。27.2.これが日付なら敦賀経由から17日と言うことになる。日本発シベリヤ鉄道経由欧州宛て郵便逓送は1903.10.1.開始。1909年シベリア鉄道開通。2週間程度で到着とその速さで1910年以降はほとんどの郵便物がシベリア経由となった。VIA SIBERIAと指定した。
過去の手持ち品のリーフ調べると、結構丁寧に作成したリーフ見つける。居留民扱印45.1.20.ロシア船内印OSAKA欧文到着印印1912.1.22.船場45.1.23. ロシア船内印は不鮮明だがルートの分かるまあまあのカバー再認識する。
2枚目こちらはロシア語のTSURUGAはっきり読める。
3枚目1908.5.21ロシア船内印 OSAKA欧文印1908.6.5.到着印 手書き41.6.3.は敦賀局到着日か?PAQUEBOT印は敦賀局使用のものである。
船内局印PAQUEBOT拡大図
いつどこで買ったか不明のRussian消印の解説書。こんな時に役立つとは夢にも思わず。
ロシア語の基礎ABCの変換表が役立った。今年初頭まで放送されていたNHKのロシア語も今は中止。