貧者のコレクションと言われている英国の赤One Penny貼りカバー入手。表だけでは何のとりえもなし。2マージンgood 2マージン切り込みダメ。消印マルタ消し。まあ初期の平凡な使用。なぜ入手か?
裏面貴重
裏面見ると、開封されているが封印が破損せず残っている。朱色のロンドン到着印。そしてこの消印に注目
Liverpool shipletter印。消印もすべて鮮明で気に入る。アルバムに裏を展示かと迷う。今はカラーコピー鮮明なので表封筒展示。裏は少し縮小並べて展示か。後はAI様の登場。能書きはお任せである。いかに郵趣的珍しさを見つけるか、私は2次資料を確認、AIの調査が正しいかを再確認のみ。
アルバム作成と同時に同時記録このブログ作成です。AIの答えをまとめて書き込みを考える。
Ship Letter
本カバーは、外国港から私船（商船）により英国リヴァプールへ到着した郵便物である。
到着港で英国郵政に引き渡され、「SHIP LETTER」印が押印された後、
**1840年に導入された均一ペニー郵便制度（Uniform Penny Post）**に基づき、
国内配達分の 1ペニー（Penny Red）料金が前納され、ロンドンまで送達された。
画像から判断できる点：
印章（シール面の図案）
- 文字・紋章・イニシャルは判読不可
- 宛先：Lincoln’s Inn（法曹地区）
- 封印：簡素だが確実
- 内容推定：
- 法律関連の私信
- 家庭・財産・契約・照会書簡など
法曹宛の手紙として「開封厳禁」を明確に示す実用的封
印刷内容の概要（確定事項）
J. A. B. PUNTON
STATIONER AND BOOKSELLER
No. 13, Piccadilly, London
- 文房具・書籍商による商業広告
- Penny Post（均一1ペニー郵便）対応を強調
- 封筒・筆記用紙・封蝋などを販売
特に重要な文言：
“PENNY STAMPED COVERS”
“made expressly for the Postage”
郵便史的な意味（重要）
① 均一ペニー郵便（1840〜）の直接的産物
- 1840年の Uniform Penny Post により
→ 封筒需要が爆発的に増加 - それ以前：封筒は高価・再利用前提
- 以後：市販封筒＋切手貼付が一般化
👉 本封筒は
**「ペニー郵便時代の新しい生活様式」**を示す実物証拠。
② Mulready 封筒とは別系統
- 国発行の Mulready Envelope（1840） ではない
- 民間商業ベースの印刷封筒
- 実用・廉価・大量供給型
③ Ship Letter との組合せが稀
- 外国からの Ship Letter に
- 英国製・広告入り封筒が使用されている
👉
差出人は
- 英国滞在経験者
- 英国製文具を携行
- または英国在住者が海外で投函
という背景が推定できる。
主題を考えてもらう。
① 王道・審査向け（最優先）
A Foreign Ship Letter Entering the British Penny Post
Liverpool, 1842
制度（Ship Letter → Penny Post への編入）が一目で伝わる
審査員に非常に分かりやすい構成
② 印刷封筒を強調（差別化）
A Ship Letter on a Commercial Penny Post Envelope
Liverpool to London, 1842
「広告入り市販封筒」という希少要素を前面に出す
郵便史＋社会史の融合を示せる
③ 切手貼付の特殊性を強調
A Foreign Ship Letter Prepaid with a Penny Red
Liverpool, October 1842
「外国発なのに Penny Red 前納」という
見どころを端的に表現
④ Liverpool を主役にする場合
Liverpool Ship Letter Entering the Uniform Penny Post
1842
港湾都市 Liverpool の役割を明確化
Paquebot／Ship Letter 展示との親和性が高い
⑤ 広告文具史を絡めた発展型（上級）
A Foreign Ship Letter Using a Printed Stationer’s Envelope
Uniform Penny Post Period, 1842
文房具商 Punton の存在意義を示せる
展示に「物質文化」の深みが出る
あっという間に書き込み英文調査リーフ完成。
ポイントはやはり裏面のSHIPLETTER LIVERPOOLです。すでにCunard Line運航開始、初期の船かと調査する。しかし残念CunardはAcadia 1942.10.14到着である。この印は私船から受取のみに使用らしい。この部分再調査必要。船名早期に確定させたい。外国船便到着後、国内切手貼りロンドン宛て送付。なかなか良い。AIの力でこの封筒が広告付き私販売、封筒なんとも未知の世界。
裏に日本語訳付けて終わり
あっという間に、1842年の世界を探索リーフ完成。追加情報はゆっくり思い出したら調査したい。
